![]() | 無垢材のフローリングで失敗しないためには |
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2020.11.15
無垢材の特徴
住宅のフローリングには集積材が用いられるのが一般的ですが、自然のままの無垢材も根強く人気です。無垢材は大量生産品とは異なる暖かみや風合い、断熱性と省エネ効果があり、耐震性も高いという特徴があります。一方で、無垢材はコストが高いだけでなく、乾燥が不十分だと反りかえりやねじれが生じやすく、スギのような柔らかい素材は傷が付きやすいというデメリットにも注意が必要です。
無垢材の選び方のポイント
無垢材のフローリングの種類は針葉樹、広葉樹、国産、輸入品などさまざま。どの無垢材を選ぶかは以下に示す基準を参考にしましょう。【1.厚み】一般的な無垢フローリングは9mm、12mm、15mmです。新築なら15mm、合板からのリフォームなら12mmがおすすめです。【2.質感】一般的に針葉樹はあたたかみがあって柔らかく、広葉樹は重厚感があって丈夫です。【3.予算】針葉樹は成長が早いためコストが安く、広葉樹は成長が遅いためコストが高くなります。
まとめ
無垢材は独特な「見た目」に注目されがちですが、時間の経過とともに大きく変化します。新築やリフォームでは、見た目よりもフローリングの床として重要な「厚み」、無垢材ならではの「質感」が感じられることを重視して選びましょう。