![]() | 制震工法の特徴とメリット・デメリット |
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2020.05.15
制震工法とは
地震に対する建物の構造には「耐震」「免震」、そして「制震」があります。制震は「制震ダンパー」と呼ばれる、地震の揺れを吸収する装置を建物の内壁と外壁の間に入れることで、地震の揺れを熱エネルギーに転換して建物の倒壊を防ぎます。
制震工法のメリット
制震工法は家具など建物内部の損傷を抑え、繰り返しの揺れや台風・強風の揺れにも強いというメリットがあります。また、地震の揺れを軽減するため、地震後のメンテナンスも耐震工法・免震工法よりも手間がかかりません。コスト面では、免震工法よりもコストが安く、工期も比較的短くて済みます。
制震工法のデメリット
制震工法は構造上、地震の揺れが直接建物に伝わります。耐震工法よりも損傷は抑えられますが、家具の転倒を防ぐには金具を付けるなどの工夫が必要です。コスト面では耐震工法の住宅よりも高く、1軒あたり50~100万円がかかります。
まとめ
耐震・免震・制震とも地震の揺れに備えるシステムですが、いずれもメリット・デメリットがあります。大切な財産や家族を守るためにも、信頼できる業者に相談しましょう。