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新築住宅に適用される固定資産税の減税措置

2019.09.15

固定資産税の減額措置の対象とは

平成30年度の税制改正により、平成32年(令和2年)3月31日までに新築された住宅を対象に一定期間の固定資産税の減額措置が適用されます。

固定資産税は住宅を取得したときにかかる税金のひとつで、住宅を取得している限り毎年支払う義務があります。なお、固定資産税の計算に用いられる住宅の評価額は、年月とともに減価していくため、税額も減少していきます。

 

固定資産税の税率・軽減率

固定資産税は「固定資産税評価額(課税標準額)×標準税率」で、税率は1.4%です。新築の戸建住宅の場合、3年間、固定資産税額の1/2が減額されます。

たとえば、新築1年目の住宅の評価額が3,500万円だった場合、固定資産税は

3,500万円×1.4%×1/2で24万5,000円です。

ただし、新築が長期優良住宅の認定を受けている場合は、固定資産税の減額措置が2年間延長、つまり新築から5年間適用されます。

 

まとめ

固定資産税が半額になるため、節税効果の大きい減税措置です。また、人口減少対策も兼ねてさらなる優遇措置を設けている自治体もあるため、新築を購入する際は自治体のホームページもご確認ください。

新築を購入するときに役立つ減税措置・給付金とは

2019.08.15

住宅ローン減税

住宅ローンを借り入れて新築を購入される方が対象です。令和元年現在、毎年の住宅ローン残高の1%、13年間で最大400万円が所得税から控除されます。所得税から控除しきれない分は、住民税から年間13.65万円(前年度課税所得税7%)が控除されます。

床面積が50㎡以上であること、借入金の償還期間が10年以上であることが要件となっています。

 

すまい給付金

新築の住宅を購入した住宅取得者に支払われる給付金です。住宅取得者の収入額によって給付基礎額が決まり、それに登記上の持分割合を乗じた額が給付されます。消費税率8%の場合、給付基礎額は最大で30万円、消費税率10%以降は給付基礎学が最大で50万円です。

 

地域型住宅グリーン化事業

低炭素住宅や長期優良住宅など、省エネ性能や耐久性能に優れた「木造住宅」を新築する人、購入する人を対象に補助金が給付されます。ゼロ・エネルギー住宅は140万円、低炭素住宅や長期優良住宅の場合は最大110万円です。

 

まとめ

今回ご紹介した減税措置や給付金には要件があります。新築の購入を検討される方は、ハウスメーカーや工務店等に問い合わせ、制度を賢く利用しましょう。

高断熱高気密住宅を建てるときの優遇措置

2019.07.15

高断熱高気密住宅を購入したときの減税措置

住宅ローンを借り入れて、省エネ性能の高い低炭素住宅や長期優良住宅を購入すると、住宅ローン減税措置が受けられます。

一般住宅の場合、10年間で最大400万円の所得税が控除されますが、低炭素住宅や長期優良住宅の場合は10年間で最大500万円が控除されます。

 

高断熱高気密住宅を取得・所有したときの減税措置

居住者が居住する目的で取得した住宅が低炭素住宅や長期優良住宅の認定を取得すると、登録免許税、不動産取得税、固定資産税が軽減されます。

 

高断熱高気密住宅にリフォームしたときの減税措置

50万円超の工事費用で高断熱・高気密をはじめとする省エネリフォームを行った場合、次の優遇措置が受けられます。

投資型減税は1年でまとめて還付を受け取り、ローン型減税は5年かけて還付を受け取る控除の仕組みです。

 

まとめ

一般の住宅に比べて、高断熱高気密住宅を購入・取得する場合や、リフォームする場合は高額な費用がかかります。負担を抑えるためにも、今回紹介した制度を上手に利用したいものです。高断熱高気密住宅を検討の際は、ハウスメーカーやリフォーム会社にご相談ください。

ZEHの補助金制度は一戸あたり70万円

2019.06.15

ZEH補助金制度の概要

2019年現在、国は省エネ性能の高いZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)を推進しており、ZEHを新築・購入する人、あるいは既存の住宅をZEHに改修する人に、1戸あたり70万円の補助金を交付しています。

 

ZEH補助金制度の応募要件

ZEHの補助金制度を利用するためには、次の要件を満たす必要があります。

要件①

所有者本人(申請者)が居住する目的の戸建て専用住宅であること

要件②

登録されたZEHビルダー・ZEHプランナーが設計、建築、改修または販売を行うZEHであること

要件②のZEHビルダー/プランナーとは、2020年度(令和2年度)までに受注する住宅のうちZEHが占める割合が50%以上の事業目標を掲げるハウスメーカー、工務店等のことです。

 

ZEH補助金制度の申請方法

大前提として、実績のあるZEHビルダー/プランナーに相談し、基準を満たしたZEHを建てたうえで、ZEHビルダー/プランナーを通して補助金を申請します。補助金への申請には期日がありますので、スケジュールに合わせた申請も必要です。

 

まとめ

ZEHの補助金制度を利用して補助金を受け取ることはもちろん、大前提であるZEHの家を立てるためには、実績があり、補助金制度に詳しいZEHビルダー/プランナーに相談しましょう。

「耐震等級3」と「耐震等級3相当」の違いとは

2019.05.15

耐震等級3相当とは?

一方、耐震等級3相当とは、耐震等級3の建物と同じくらいの耐震性能があるとされる、施工主独自の基準です。

住宅性能評価機関から認定を受けるためには相当な費用がかかり、結果的に耐震等級3の住宅は高額になってしまいます。そこで施工主側が「相当」とすることで、検査の費用分を浮かせているのです。

 

耐震等級3と耐震等級3相当の違い

「公式」な耐震等級3と「非公式」な耐震等級3相当の違いは特典です。

公式の場合は専門機関の検査を受けているため、安心度合いが高く、万一のトラブルへの対応も手厚くなっています。

耐震等級3相当は「非公式」ではあるものの、だからといって耐震性能に重大な欠陥があるわけではありません。しかし、安全性を第一に考えるなら、施工主に「耐震等級3相当」の根拠を問い合わせるべきでしょう。

 

まとめ

耐震等級3相当を選ぶメリットは数十万円の費用が浮くことですが、それでも「公式」の耐震等級3で得られるメリットは大きいものがあります。何物にも変えがたい安全性を考慮して、正式な耐震等級3の住宅をおすすめします。

 

固定資産税とは

2019.04.15

固定資産税とは、土地や建物などの固定資産を毎年1月1日時点で所有している人に対して課される税金です。所有する固定資産の価格をもとに算出された税額を、その固定資産の所在する市町村に納めます。

新築の場合、購入後1ヶ月から2ヶ月が経過すると、固定資産税を算出する税務署の家屋調査(現地調査)が入ります。

 

固定資産税はいつ払うの?

毎年4月から6月になると、その年の最初の納税通知書が市町村から届きます。通知書の案内に従い、納付期限までに納税します。支払いは市町村によって異なり、多くの場合は年4回の分納、あるいは分納か一括払いのどちらかを選択できる市町村もあります。

 

固定資産税の計算方法

固定資産税の計算方法は「固定資産税評価額(課税標準額)×標準税率」です。

固定資産税評価額は、資産を売却する場合の想定額よりも低く見積もられており、公示価格の70%前後の水準で設定されています。標準税率は1.4%が基本ですが、過疎化が進んでいたり、財政危機に陥っていたりする一部の市町村はやや高めの税率が設定されています。

 

まとめ

新築を購入された方は、税務署の家屋調査が気になるところではないでしょうか?家屋調査は調査員が立ち入り、適正な税金を求めるための重要な調査です。調査を断ったり、嫌な顔をしたりするよりも、素直に協力して快く調査を受けたほうが良いでしょう。

無垢材とは

2019.03.15

無垢材とは、「伐採した木をそのまま利用し、全く混合物がない純粋な木材」を指します。ナチュラルな質感や使い込むほどに出る味わいで、とくに無垢材を使ったフローリングは一定の人気があります。

 

無垢材のメリット

無垢材には次のようなメリットがあります。

・断熱性があって省エネにもなる

・すぐれた調湿機能がある

・ダニやカビの被害を防ぐ

・芳香成分でリラックス効果がある

・削り直しなどで容易に修復ができる

・耐震性が高い

 

無垢材の注意点

最後に、無垢材を使用する際の注意点をお伝えします。無垢材を建材として使う際は、「木の乾燥」と「適材適所」に注意が必要です。

木材は乾燥することで収縮したり変形したりするため、無垢材の乾燥が不十分であれば、建築後に大きなトラブルが起きる原因となります。また、木の特性を見極め、適した場所に適した木材を使うことが重要です。

 

まとめ

自然のままの状態である無垢材は、他の素材にはないあたたかみや風合いが魅力です。メリットに挙げたように断熱性や調湿機能があるため、快適な住まいが実現できるでしょう。フローリングのリフォームを検討されている方にはぜひ、無垢材をおすすめいたします。

高気密・高断熱住宅のメリットとデメリット

2019.02.18

高気密な住宅とは

防湿シートや断熱材、気密テープなどを使って家の隙間をできる限りなくし、空気の出入りを少なくした住宅のことです。

高断熱な住宅とは

外壁と内壁の間に断熱材を入れたり、断熱性の高い窓を設置したりして、断熱性能を高めた住宅のことです。

高気密・高断熱のメリットとデメリット

高気密・高断熱にすることで、「夏は涼しく冬は温かい家」が実現できます。さらに、屋内の空気が外に漏れ出ることを防ぎ、省エネと快適性を向上させます。エネルギー効率が高まると、エアコンや暖房の数が少なくても快適に過ごせるようになります。

一方、高気密・高断熱住宅の最大のデメリットが「結露」です。壁に埋め込んだ断熱材にわずかな隙間ができると、建材と断熱材の温度差で結露ができる場合があります。

まとめ

高気密・高断熱のメリットを最大限に享受し、デメリットを最小限に抑えるためには、建築・リフォーム業者選びが重要です。メリットだけではなくデメリットについてもわかりやすく説明し、対策のできる業者を選びましょう。

新築注文住宅に制震システムの採用を考えてみる

2019.01.15

地震に対する耐久性能を図るものとしては、一般的には耐震構造がありますが、それに付加する機能として制震構造や免震構造があります。

それぞれの特徴

耐震構造とは柱や梁、そして耐力壁(筋交いなどのこと)などを含めた構造躯体そのものの強さ(固さ)を示すもので、制震構造と免震構造は地震による揺れを吸収・軽減するものです。特に、免震構造ではほとんどの揺れを吸収してしまいます。

言い換えると、耐震構造だけの場合は、大きく揺れるが壊れにくい構造、制震構造は大きな揺れを小さくする、そして免震構造では揺れなくなると言うことです。

まとめ、制震構造がお勧めな訳

以上から、性能的には免震構造が一番優れている訳ですが、敷地や隣棟間隔の条件がある上に費用も数百万になるため、一般的な注文住宅で採用されているケースは少なく、比較的コストを抑えた(数十万円ほど)制震構造の採用が徐々に増えてきています。

耐震構造だけの場合、地震で建物が揺れる度に柱や梁などの接合部に隙間が発生し、やがて当初の強さ(固さ)が低減してくるのに対して、制震構造では揺れを軽減するため、飛躍的に当初の強さを長期間に渡って維持していくことができます。

また、揺れが軽減されるため、家具等が倒れることによる危険性や損害も軽減できます。従って、可能であれば新築時には制震構造の追加採用がお勧めです。なお、制震は制振と表されることもありますが、同じ機能のものです。

耐震等級3を勧める理由

2018.12.15

住宅の最も基本的な性能は、生命と財産を護る構造躯体の強さで、これから注文住宅を計画するなら耐震等級3がお勧めです。

耐震等級と言うのは2000年から施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められた、地震に耐える強さを表すもので、等級3は最高位になります。

ただし、耐震等級にも構造躯体の倒壊等防止に対する等級と、構造躯体の損傷防止に対する等級があり、倒壊等防止の方により強い耐震性能が求められます。

なお、ここで求められる耐震性能とは、前者が”極めて稀に発生する地震力”に対するものとしており、後者では”稀に発生する地震力”としている違いがあります。

上記で、極めて稀に発生する地震とは、数百年に一度の大地震で震度は6〜7、稀に発生する地震とは、数十年に一度の中地震で震度は5ほどと言われています。

また、耐震等級はいずれの場合も、等級1で1.0、等級2で1.25、等級3で1.5としています。つまり、倒壊等防止の場合の等級3では、極めて稀に発生する地震の強さの1.5倍の大きさでも倒壊しないこととしているのです。

現在、国に施策で長期優良住宅が推し進められており、ハウスメーカーでもこの基準を標準仕様としているところが増えてきています。

そして、長期優良住宅における耐震性能の基準は、倒壊等防止の等級2以上となっているため、これから注文住宅を建てる場合には、等級2、そしてできればより強く安全な等級3がお勧めです。

新築注文住宅における気密性能(C値)

2018.11.15

現在、新築されている住宅では高い耐震性能と省エネ性能の高さを謳ったものが一般的ですが、気密性能は後者の省エネ性能と密接な関係にあります。

気密性能とは

住宅の気密性能とは、外壁や窓サッシなどから空気が出入りする隙間面積の大小を表すもので、数値が少ない方が気密性能が高くなります。

住宅の外殻で隙間が出来る部分には、窓サッシ、外壁に面した内壁、天井・床、そして電気コンセントなどの設備器具などがあり、仮にこれらの隙間面積合計が200cm2で住宅の延床面積が100m2とすると、C値は2cm2/m2となります。(各単位に注意)

地域によって求められる気密性能値と現在の省エネ基準

平成11年の省エネ基準では地域によるC値が設定されており、北海道や青森などの寒冷地で2cm2/m2、その他の地域で5cm2/m2となっていましたが、現在の省エネ基準ではC値設定はされていません。

これは、C値測定に時間やコストが掛かるなどの施工者サイドの都合によるものですが、現在ではUA値(外皮平均熱貫流率)やηA値(冷房期の平均日射熱取得率)が設定されています。

それでも必要な気密性能

上記のように現在の省エネ基準ではC値設定はなくなりましたが、隙間が多い住宅よりも少ない住宅の方が省エネであることは自明ですから、できる限りの気密仕様としておくべきでしょう。

参考として、外壁の室内側と1階の床、そして最上階の天井部分には気密シートと気密テープで気密化を図り、それらの外側に断熱材を施工するのが一般的ですが、この仕様では1cm2/m2前後の性能を確保することができます。

まとめ

最新の省エネ基準ではC値設定はなくなりましたが、注文住宅を新築する際には、事前に仕様等を確認して想定している気密性能を確認しておくことを勧めます。また、別途費用になりますが、内装仕上げ前と完成後に気密テストを依頼することもできます。

省エネ基準の熱損失係数(Q値)と外皮平均熱貫流率(UA)

2018.10.15

まず、現在の省エネ基準は若干の修正を加えられていますが、平成25年に施行されたものを基本としており、それまでの平成11年に施行された省エネ基準とは大きく異なっています。

熱損失係数(Q値)と外皮平均熱貫流率( UA )

熱損失係数(Q値)とは、室内外の温度差が1℃の時に、屋根・外壁・窓などの外部に面した部分から逃げ出す熱量を床面積当たりで表したもので、少ない方が省エネ性能としては優れていることになります。しかし、冒頭で述べたように現在の省エネ基準では床面積当たりではなく、外皮面積当たりに改正されています。

ここで言う外皮面積とは、屋根(天井)・外壁・窓(ドアを含む)、さらには床(あるいは土間)の合計面積で、Q値の床面積当たりよりも、より正確になったと言えるでしょう。そして、熱損失係数(Q値)に変えて外皮平均熱貫流率(UA)が採用されています。

地域区分によるQ値と UA

平成11年の省エネ基準では、地域を6区分されていましたが、平成25年の省エネ基準からは8区分になっています。参考までに、旧基準では関東以西に多いⅣ・Ⅴ地域が新基準では5・6・7地域に変更されており、前者のQ値が2.7w/m2kに対して後者の UA 値では0.87w/m2kとなっています。勿論、単位は同じですが計算根拠が異なりますので、新旧の比較に意味はありません。

まとめ

度重なる省エネ基準の改正は、国の施策である長期優良住宅、そして2020年の標準的な住宅の仕様目標としているゼロ・エネルギー住宅の基本となるもので、優良な住宅ストックの確保を目的としたものです。そして、現在の省エネ基準を満足させると、欧米などの断熱・省エネ先進国に並ぶようになります。

省エネを考える上で重要な指標「UA値」

2018.09.15

外皮平均熱貫流率(UA値)

従来の熱損失係数(Q値)に代わる指標で、外皮平均熱貫流率といいます。
建物内外の温度差が1℃の場合の住宅の外壁・窓・ドア・天井・床・土間など各部位から失われる熱量(熱損失量)を合計し、それを外皮面積(外壁・窓・ドア・天井・床・土間)で割った数値で表します。UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いものになります。
計算式では、「各部位の総熱損失量÷外皮面積」で表します。外皮平均熱貫流率の数値が小さいほど、断熱性能が高くなります。

外皮平均熱貫流率(UA値)を導入するメリットとは?

平成25年に省エネ基準が改正され、それ以前は失われる熱量(熱損失量)を延床面積で割った熱損失係数(Q値)で評価されていましたが、UA値の方が、建物の大きさや形状に影響されることが少ないことからこちらを採用するようになりました。
基準となる地域区分も8地域に増えたので、地域ごとに関してもより詳細に検討することができるようになりました。

まとめ

現在政府が推奨するゼロエネルギー住宅では、UA値を基準として計算を行うので、省エネを考える上で重要な指標になります。この外皮平均熱貫流率(UA値)について知っておくことで、数多くあるハウスメーカーの省エネ水準に対する比較ができるようになるので、是非とも覚えておいて下さい。

冷暖房を使わずに過ごせる家を(ZEH)

2018.08.15

ZEH・ゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは

ZEH・ゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、快適な室温環境を保ちつつ、住宅の高断熱化と高効率設備を使用することによって、できる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電などによってエネルギーを自らつくることで、1年間で消費する住宅のエネルギー量を概ねゼロ以下となる住宅のことです。

つまりZEH・ゼッチを簡単に言いますと、冷暖房や照明・給湯など、私たちが普段の生活で使用しているエネルギーを極力必要としない住宅を建てて、さらにその住宅に太陽光発電などのエネルギーをつくれるシステムを使用することによって、自ら使用したエネルギーを自ら作り出したエネルギーによって概ねゼロ以下にする住宅のことです。

また、ZEH・ゼッチは、「快適な室温環境を保ちつつ」という部分も重要です。エネルギーをトータルでゼロにすれば良いのだから、たとえお家の中が寒くても暑くても冷暖房を使わずに我慢して、太陽光発電などでエネルギーを作って1年間で消費するエネルギーは±ゼロです、というようなことはZEH・ゼッチとは言えません。
ZEH・ゼッチは、ただ1年間で消費するエネルギーが概ねゼロであればいいわけではありません。必ず快適な室温環境でなければZEH・ゼッチとは言えません。
快適な室温環境を作り出すためには、お家自体が寒さや暑さに強くなければなりませんね。
そのためZEH・ゼッチは、お家を高気密・高断熱にすることによって冷暖房効率を上げたり、そもそも冷暖房を使わずにすむ住宅にする必要があるのです。

建物の制震とは

2018.07.15

制震について

地震大国である日本では、地震による建物の倒壊を防ぐため、耐震・免震・制震・断震など色々な対策が生み出されてきました。今回は、最近注目を集めている制震について紹介します。

制震とは?

地震が起きた時に地震の揺れを吸収し、建物全体の揺れを少なくする装置を建物内部に組込むことを制震といいます。名前から察して「地震を制するもの」と解釈される方が多いと思いますが、実際は「振れるのを制する」という意味ですので、制振と考えた方がいいかもしれません。

制震の仕組みとは?

制震は建物内の数カ所の壁の中にダンパーと呼ばれる装置を設置します。地震が起きた時にこの装置が、少しだけ建物全体の動きとずれるように揺れ動くことで、建物自体に起きる揺れの増幅を抑えることができるのです。
地震に耐える耐力壁はある程度の揺れには耐えられますが、大きな揺れが起きた時は壊れてしまい、その後も繰り返し大きな余震が起きた場合は耐えることができなくなってしまいます。そのため制震装置によって耐力壁が壊れるのを防ぎ、繰り返し襲ってくる地震に対する抵抗力を上げるために揺れそのものを軽減しようという考え方に基づいて創られました。

費用はどのくらいかかる?

制震装置のダンパーには主に金属やゴム、アクリルなど色々なものがあります。制震は元々、オフィスビルなどの大きな建物に用いられることが多かったのですが、数カ所の壁の中に組み込むだけなので、他の地震に対応するシステムに比べれば100万円以内とリーズナブルな金額で採用できることから、最近では住宅でも多く採用されています。

まとめ

制震は装置を建物内に組み込めるというシンプルさから、地震対策として多く採用され始めています。是非とも数ある地震対策の選択肢の一つとしてご検討されてみてはいかがでしょうか。

耐震等級3とは?

2018.06.15

耐震等級3

耐震等級は地震に対する性能の評価基準をいいます。現在では耐震等級は3段階あり、建築基準法で義務付けられている最低基準を耐震等級1、その上に等級2、更にその上に等級3が設定されています。 ちなみに耐震等級1とは、阪神大震災のような極めて稀に起きる地震(震度6強級)の地震がきても倒壊しないことを基準としています。

耐震等級3はどのくらい強いのか?

耐震性で比較すると耐震等級1の基準を1倍とした場合、等級2は1.25倍、等級3は1.5倍になります。 また建物を倒壊から守るために必要な耐力壁の数に関しても基準が決められていて、耐震等級1の基準を1倍とした場合、等級2は1.55倍、耐震等級3は1.86倍の壁量が必要になります。

等級3のメリットとは?

また、耐震等級2からは床倍率というもので水平剛面の耐力(床の強さと考えて下さい)を計算するという規定があります。当然等級3は等級2より厳しい基準になります。 壁だけではなく床と屋根の耐力を検討していて、例えば大きな吹抜けなどがある場合に、その階の床がきちんと耐えることができるのかを計算するのが、等級1とは大きく違う点になります。

まとめ

近年の日本では、2016年の熊本地震や2004年の新潟県中越沖地震など、繰り返し大きな地震が起きるという想定外の地震が頻発しています。そんな想定外の地震にも耐えられるように、耐震等級3という選択をすることも重要になってくるのではないでしょうか。

相当隙間面積(C値)とは

2018.05.15

相当隙間面積(C値)

C値とは、住宅の気密性能を判断するための指標の一つで、相当隙間面積のことをいいます。C値は住宅にある隙間を通過する風量を延床面積で割って求めます。C値の数値が小さいほど、気密性が高い(隙間が少ない)ことを示しています。

相当隙間面積を小さくするメリットとは?

この計算式を見ての通り、熱損失係数を小さくする方法は、1つ目は延床面積に対して、外気に接する部分の表面積を少なくすることです。

当たり前ですが、隙間は少ないほど暖房時は暖気が逃げるのを防ぎ、冷房時は冷気が逃げるのを防ぐことができます。
また湿った空気が入りにくくなるので湿度管理が容易になり、カビなどを防ぐこともできるようになります。
更には隙間がないことで音漏れや騒音を防ぐことができるので、音響対策にも優れているという特徴があります。

隙間はどうやって求めるの?

この計算式を見ての通り、熱損失係数を小さくする方法は、1つ目は延床面積に対して、外気に接する部分の表面積を少なくすることです。

住宅に隙間があるといっても、全ての隙間が目に見えるとも思えないので、一体どうやって求めるのかが気になるところですが、隙間面積は気密測定というもので求めることができます。
この測定は室内の空気を測定器のファンで強制的に外へ出し、この時に生じる室内外の気圧差と風量を測定することにより、隙間面積を算出することができます。

まとめ

省エネ対策の検討をする際に、隙間の面積は大きく影響を及ぼします。この相当隙間面積について理解することで、ハウスメーカーの省エネ基準について比較する判断材料の一つになりますので、是非とも覚えておいて下さい。

熱損失係数(Q値)とは

2018.04.15

熱損失係数(Q値)

熱損失係数とは、住宅の熱損失を総合的に判断するための係数のことをいいます。 主に数値で表し、住宅の床・壁・天井などを介して失われる熱量と、換気を通して失われる熱量の合計値を室内外の温度差1℃につき、延床面積1m2及び1時間あたりについて表した数値をいいます。

計算式で表しますと、(住宅の各部位合計の熱損失+換気による熱損失)÷延床面積となります。

家から失われた熱量(熱損失量)を延床面積で割ったものと考えて下さい。

地域区分は6地域に分けられ、それぞれの地域ごとに基準値が決まっているので、地域の気候に適した詳細な基準値で検討することが可能になります。

熱損失係数を小さくするメリット

この計算式を見ての通り、熱損失係数を小さくする方法は、1つ目は延床面積に対して、外気に接する部分の表面積を少なくすることです。

延床面積が大きな住宅や、でこぼこの多い間取りではなく、真四角でシンプルな間取り、平屋建てよりも2階建ての方が熱損失係数を小さくすることができます。 
もう1つは窓などの開口部の気密性・断熱性を上げることです。二重窓・複層ガラスなどで断熱性を高めることが重要です。

まとめ

Q値は省エネに対する検討を図る上でとても重要な指標の一つになります。言葉の意味をよく理解して、省エネの知識を深めていきましょう。